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香水をつける場所は?香水の付け方をプロが伝授!


結局香水はどこにつければいいの。手首、首筋、それとも?上手な香水の付け方をマスター出来れば、通りすがりにふわっと香らせてドキッとさせることも!失敗しない!日本人におすすめの付け方をプロが伝授します。

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「香水をつけない女性に未来はない」

ところで皆さん「香水をつけない女性に未来はない」と言う言葉はご存知ですか。詩人ポール・ヴァレリーの言葉を借り、シャネルがよく口にしていた言葉でご存知な方が多いのではないでしょうか。さらに、シャネルはこんな名言も。

「香水はあなたがキスしてほしいところにつけなさい。」

これはあくまでも香りは女性の存在理由としてあるものとして表現したもので本当にキスしてほしいところにつけるわけではありません。では香水をどのように纏うべきか、付け方などをご紹介していきます。

まずは香りの性質を知ること!

何故香りの性質を知る必要があるのか。それは香水を纏う本来の魅力を知らないまま、ただ香りをつけているだけになります。その結果、キツイと感じさせたり、相手に不快を与える原因にもなります。

よく「香水はキツく感じるので好きではない」「歩いた足跡のように香りが残っている」と言う方もいらっしゃいます。香水がキツイのではなく、「付け方」が影響している可能性があると言うことです。

 

特に日本では、「協調する文化」が根付いているため周囲への配慮として「香水の付け方」を気にする方が多くいらっしゃいます。あなたも「自分も強く感じてないかな?」「不快に感じさせてないかな?」と思ったことはありませんか。

 

香水には付け方の取扱説明書はありません。それは一言で言うと自由であるから。香水の文化があまり根付いていない日本みたいに「さりげなく香らせない」と思う人もいれば、相手に印象づけたいから10プッシュ以上し「強調させたい」と思う方も。香りを自由に楽しむがゆえに説明書がないからです。香水をつける目的が違うにしても、香りの性質を抑えておくとで、付け方やつける場所を自分なりに工夫し、アレンジして楽しむことができるようになるからです。

「香りの性質」その1移り変わる性質

香りは「揮発性」と呼ばれる性質があります。簡単に言うと香りの持続性と関係しています。トップノート、ミドルノート、ラストノートというのを聞いたことはありませんか。トップノートに分類される香りは持続性が低く、ラストノートになるにつれ持続性が高くなります。香りは揮発性の性質や種類によって分類され、それぞれ香水の役割も異なるのです。

 

「トップノート」香りを嗅いだときに最初に感じられる香りで、強く印象に残るファーストインパクトの部分。

「ミドルノート」香りの中心核の部分でその香水のイメージが最も現れる部分。

「ラストノート」香りのベースになる部分で香りの深みを感じられる部分。

 

香りが移り変わる特性ともいえます。例えば、オレンジやレモンなどの柑橘類と呼ばれるシトラスノートはトップノート

ローズやスズランなどのお花、フローラルノートと呼ばれるのはミドルノート。ヒノキや白檀などのウッディノートと呼ばれるのは、ラストノート。となるので、例えばオレンジの香りが最初はして、ヒノキの香りが感じられないが、2時間経過したらオレンジの香りがかすかにしか感じなくなり、ヒノキの香りがより感じられるようになる。と言うのが揮発性の性質で香りが移り変わるということです。

 

香水は1つの作品から3段階の表情があるといえます。それは音楽の章のように。香水は多くの種類の香りが集まり一つの香りになっています。揮発性という性質から、香りの種類によって香り立ちが異なり、香りが移り変わり香水の表情を豊かにします。よく香りが変化してしまうのをマイナスと捉える方もいらっしゃいますが、それが香水の魅力の一つでもあります。

香りを試すときは、付けたときの香り。2-3時間後の香り。4時間以降の香りを試してみていただくことをおすすめします。

「香りの性質」その2 下から上に広がる性質

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揮発性は下から上に広がる性質です。parfumの語源となる「煙を通して」の煙をイメージするとわかりやすいように、煙は上に立ち上ります。よく下半身につけるのをおすすめするのもその性質を利用して上半身よりもおすすめと言われるのです。

 

「香りの性質」その3 湿度と気温と関係する

湿度や温度が高くなると鼻の粘膜が潤うため、同じ分子が漂っていても通常より強く感じることがあります。そのため湿気が多い梅雨の時期、あるいは気温が高い夏は強く感じ、乾燥して気温の低い冬と比べると香り立ちが異なります。また香水は肌に身につけるものです。脈どころは温度が高いため香りが立ちやすいと言えます。

 

何故香水を手首や首につけるのか

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手首、首筋に香水をつける仕草は脈どころが分かりやすくかつ鼻から近い位置にあるため、「香りをつけた」としっかり認識できるからです鼻と両肩を結ぶ三角形につけると鼻の近くのため、香りが感じやすく「つけた感」がします

また揮発性の特徴から下から上に登るように香りが感じるため、すぐ香りを感じなくなったり、鼻が麻痺しやすいため「あまり香りを感じない」と思い何度も付け直ししてしまうこともあります。手首につけるのは、鼻に近く手を動かす動作は日常的に多く、動くたびに香りを感じやすいからと言えます。自分だけで楽しみたい、リラックスしたいなどのプライベート空間では良いかもしれませんが、TPOに応じて付け方を意識しなければなりません。 

香水を纏う(付ける)上で大切なこと

「どのように香らせ纏いたいのか」が重要です。

周囲を気にする人が多いのは、「付け方」次第で香りの印象を変えてしまうからとも言えます。良い香りと出会っても、あなたの魅力を引き出すのは付け方次第です。まずは 香水を纏ったあなたをイメージしてください。

 

1.ほんのり、さりげなく香らせたい

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ソフトに優しくふわっと香らせたいのか。通りすがり、すれ違いざまにさりげなく、または デートでふと近づいた時 、ふわっと香らせたいのか。

ビジネスシーンでも、名刺を渡す、書類を渡す。ふとした動作の時に。印象を残したい!楽しみたい!パーティシーンなど

 

 

2.香りを協調しインパクトを出したい

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パーティシーンや華やかな場で香りを強調したいのか。

あるいは、自分だけの特別な時間に、自分へのご褒美として純粋に香りを楽しみたいのか。

付け方次第で、一つの香水でTPOを使い分けることもできます。

 

 

改めて香水の付け方とは

香水をつける上でのポイントは下記の通り。

  • 清潔な肌の体温の高い脈打つ部位に直接つけること。
  • 香りは下から上に広がる。
  • スプレーは10-20cmくらい離して満遍なく広がるようにつける。
  • 擦り込まないこと。

 

注意すること

・脇の下や足の裏は、汗や皮脂の分泌が多いので、変質し香りが悪くなる。

・できるだけ日光の当たらない内側につけることで(しみ予防)にもなります。

・衣類などは染料や生地の性質により、まれに退色したりシミになる場合があります。  

・香水は気温や湿度によって香りだちが微妙に変わります。湿度が高く肌が汗ばむ時や、気温が高い日は、同じ量でも普段より強く香ります。

 

日本人のおすすめの香水の付け方

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日本ではほのかに香るくらいが好まれます。

肌が露出したところは強く香るので、衣類に覆われたところだけにするなだら まろやかに感じます。揮発性の性質を思い出してください。香りは下から上に広がります。 

 ⇒優しく香らせたいのであれば鼻から遠い、下半身へ。

 ⇒香りを協調しインパクトを出すには上半身へ。

 

  例)朝出勤時は着替える前にウエスト太もも、足首に香水を1プッシュずつ。お昼後も足首に1プッシュ。帰社後、デートは下半身と上半身に1プッシュずつ。

 私は、服を着る前につけることで、覆われまろやかに感じるのを活かし腰と胸元につけます胸元は特に「つけた感」がモチベーションを高めながらも周囲の人にはほんのり感じるため、おすすめです。

 

最後に

同じ香水でも香りのつけ方で強弱をつけTPOに合わせて香りを楽しむことができます。どんなシーンでどのように香らせたいのかが大切です。香りの特徴を意識すれば、自分のお気に入りの香りをそれぞれのシーンに合わせて纏うこともできるようになります。是非お試しください。